現在ミライースに乗っていて、純正スピーカーでも そこそこ鳴ってくれているんですが、純正スピーカーでも もっと鳴るように、デッドニング施行しました。
プロショップに数万円~の金額を支払えば、キレイにそこそこデッドニングしてくれますが、今回はDIYで できるだけ安く効果的にデッドニングしていきます。
パーツ代は、ネットやホームセンターで購入して、約15000円程度でした。
今回の車両はミライースですが、内張りの外し方やデッドニング自体は難しくはないので、初心者の方でも出来ると思います。
どうしても不安な方や、時間のない方はプロショップに任せた方がいいでしょう!
まず、デッドニングで用意する物ですが、防音シート(鉛、レアルシルト等)、吸音材(エプトシーラー、フェルト等)、ブチルテープ、コーキング材、等が必要になります。
防音シートは、制振材としてドアに張り付けたり、ドアの穴を塞いだりするのに使います。レアルシルトが一般によく使われていて、オトナシートというのもあるんですが、今回は鉛を使っていきます。
少し前に、カーオーディオは辞めて ホームオーディオだけにしたんですが、10年くらい本格的にやっていました。その時は、鉛の1.0mmにブチルテープを貼り付けて施行したんですが、すごい防音効果でした。
今回は、本格的にするわけではなく 純正スピーカーで鳴らすという事で、0.3mmの鉛にしました。0.3mmという薄い鉛ですが、ブチルテープを貼ることで厚みがかなり増して 防音効果が高くなります。
あと吸音材ですが、今回はエプトシーラー、ニードルフェルトを使用します。ドアの内張りやスピーカー裏等に使用します。コーキング材は、その時にニードルフェルトを貼り付けるのに使用します。
詳しくは、後ほどの各場所への施行の時に説明します。
| 内張りの外し方
デッドニングするには、まずはドアの内張りを外していきます。そのドアの内張りを外すためには、ピラー付近のミラーの内側にある内装を外します。これは内張り外しで簡単に外れます。 上の写真の矢印の所です。 僕は、エーモンの内張り外しを愛用していますが、1度買えば長く愛用できるのでおすすめです。
次に、上の写真部分のアームレストを外します。パワーウィンドウのスイッチの所ですね。ここも内張り外しでテコの原理で外していきます。この部分は、けっこう固かったので、壊さないように慎重にして下さい。 ここを外すと、パワーウィンドウのボタンの裏の所が、コネクターで繋がっているので抜きます。そして、ネジが2本あるのでドライバーで外します。
あとは、ドアを開ける所にも ネジが1本あるので、このネジを外して下側のクリップを6個外せばOKです。
ドア内張りのクリップ位置は、だいたい上の写真の赤線の付近なんで、ここも内張り外しで外していきます。これでようやくドアパネルが見えるので、デッドニング施行できます。
| ドアのデッドニング
ドアパネルにはビニールが付いているので、スピーカーを外してビニールを外します。ビニールはブチルで付いているのでブチルもある程度除去します。僕の場合は、ビニールと一緒にほとんど取れたので そのままにしました。
ドアパネルのビニールを除去したので、次にインナーに制振材として鉛を貼っていきます。鉛にはブチルテープを貼り付けます。鉛全体に張り付けた方が 制振効果が高いのですが、今回はブチルテープが足りなくなると思うので、四隅にだけ貼りました。ブチルテープは2セット買っていたんですが、鉛使用にすると かなり必要になります。そう考えるとレアルシルトがいいかもしれませんね。本格的にオーディオをするなら、鉛使用なら0.5mmか1.0mmで、全体にブチルテープを貼り付けるようにするのがおすすめです。でも、ブチルテープを貼るのはすごい労力なので、レアルシルトでいいと思います。
上の写真は4枚ですが、全部で8枚貼りました。ブチルテープをもっと買って、鉛全体に貼ればよかったと後悔しています。でもまあ、純正スピーカーで鳴らすだけなんで よしとします。あとはサイドドアビームにも貼った方がよかったと思いますが、鉛が足りなくなりそうなんで止めておきました。サイドドアビームとは、上の写真で触っている補強部分の事です。
ドアパネルの穴は3つあったので、外したビニールで型を取りました。これは、新聞紙でも画用紙でも何でもかまいません。上右の写真は、型取りした鉛です。僕は工作が苦手なんで下手くそですが、こんな感じでも全然デッドニング出来ます。左右同じにしたいので、両方の型を取って平行作業していきます。
上の写真は、ドアパネルの穴を塞いだ所です。これでもいいのですが、さらにドアパネルに鉛を貼って制振効果を持たせていきます。主に音が軽い所へ貼っていきます。
ドアパネルに制振材の貼り付けが完了しました。本当は矢印の所も貼って 穴を塞いだ方がいいんですが、今回はこのくらいにしておきました。あとは、スピーカー裏にニードルフェルトを貼り付けて、スピーカーにはエプトシーラーを貼っていきます。
スピーカー裏に、ニードルフェルトを貼り付けました。もっと貼り付けた方がよかったかもしれませんが、音を聴いてみて判断します。とりあえず、このくらいでいってみます。
ちなみに、外した純正スピーカーが上左の写真になります。見た感じはちゃっちいですが、これでもよく鳴ってくれています。上右がエプトシーラーを貼り付けた所です。あとはスピーカーを付けて、ドアパネルは完成です。
上の写真は、完成したドアパネルのデッドニングになります。もっとやる事もできますが、このくらいにしておきました。次に、内張りのデッドニングをしていきます。
| 内張りのデッドニング
内張りのデッドニングで、鉛を貼ったところになります。鉛がもう少し余っていたので、制振材として鉛を貼り付けました。もちろん、左右対称にしています。矢印の物は、事故の際に衝撃を吸収するための物だと思いますが、これが付いていると、ドアに内張りが付かないので仕方なく外しました。今まで以上に事故には注意しなければなりません。次は、吸音材を貼っていきます。
エプトシーラーを貼り終えました。もう少し貼ってもよかったけど、さらにこの上からニードルフェルトを貼って、吸音材に吸音材を重ねていきます。
内張りのデッドニングが完成しました。これで、施工が終わったドアパネルに内張りを元に戻してデッドニングの完成です。
| どのくらいまでデッドニングをするか
デッドニング施行をどのくらいまでやるかなんですが、純正オーディオなんで、このくらいで全然十分だと思います。
僕の場合は、購入したミライースに元からヘッドユニットが付いていませんでした。なので、手持ちのクロックチューン、オペアンプ交換済みのCDデッキを使っていますが、純正スピーカーで他は何もないので デッドニングはこのくらいで十分です。
アンプやスピーカーを変えて もっと鳴るようになった場合は、もっとやった方がいいです。それがハイエンドアンプや、ハイエンドスピーカーなら なおさらです。
ショップによっては、ドアの内張りの中にセメントを流し込んで重くしたりしていますが、今回紹介したニードルフェルトは安くて使い勝手がいいのでおすすめです。他では、カットした木材にレザーを貼って、内張りにカッコよく付けて制振しているショップもあります。
コストがかかっても「カッコよく」するなら、腕のいいショップに持ち込んだ方がいいですね。
| まとめ
今回紹介したデッドニングのやり方は あくまで僕のやり方ですが、コスパがよくて効果のあるやり方だと思います。実際にドアの閉まる音は、軽自動車特有の軽すぎる音から、普通乗用車並みの「ずっしり」とした音に変わりました。
デッドニングパーツですが、制振材にしても吸音材にしても色々な物があるんですが、今回僕は15000円くらいで施行できるものを選びました。
デッドニングが終わった後に音を聴いてみた感想は、前よりも静かになって低音が締まった感じになっていました。静かになって、 前よりもボリュームが上げれるようになって情報量が増えた結果、音がよくなるという事です。
あとは、前よりも静かなところから音が出て、前よりも音が消えていった後が静かになります。
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